中三の一年間は僕が一生で唯一勉強したと云える時期だ。
というのも中二の三学期に、なぞの関節炎で学校をず~っと休むことになり、再び登校したのが期末試験の日でまるでチンプンカンプン。まったく答案が書けなかったのだ。
僕はかなりショックを受け落ち込んだ。もっともこの休みのあいだずーっとギターは弾いていたのでかなり上達していた。
そして三年生になり最初のテスト。前回ほどではないがやはりボロボロ。我が母校では成績を壁に貼り出していたのだが、一学年4クラスしかなかったのに僕のクラスのトップが二十数番目だった。「なんてレベルの低い組なんだろう!しかもその中でも自分の位置は下のほう、、、よしゃあ~やったるで~」
そこで僕はクラスの中でレベルが同じひとりの男子を選び競争することにした。もちろんどっちが上に貼り出されるか?の戦いだ。
そして次の試験の結果は、かなりあがったものの僕たちはまだ何枚目かの壁紙の中にいた。そしてじょじょに登り続き、ついに二十番台に入ったのだ!
しかしここまで来ると、なかなか上にいけるものではない。とうとう戦友は僕に望みを託して離脱していった。
彼との戦いは終わったが、新しい目標が見えて来た。常に上位三着を独占している三人の優等生達だ。しかも彼達はいつも満点かそれに準ずる点数だった。近くまでは追いつくのだが、三人の巨人の壁はとてつもなくぶ厚い。
しかしその日はやってきた。三学期の期末試験、最後のチャンスに完璧な答案を書くことができたのだ。そして発表の日、結果は、、、、、。
三番だった。あとの二人は満点の500点、僕は498点。なんと数学の簡単な問題の答えを書き忘れていたのだった。悔しかった。が、すがすがしかった。書き忘れるなんて俺らしいじゃないか!自分の中では満点だから!でもおしかったなあ~
貴重な達成感の中、中学生活が終わった。