Archive for 3 月, 2007
No.7 バンドの始まり#2「別世界」
バンドが始まったものの、とりあえずやらなければならないことが目白押しだ。
まずドレミが弾けるようになること、もちろんコードも覚えること、楽器をなんとかすること、etc 色々あるよね〜。とにかく正樹流のギター教室が始まった。ギターもベースも基本的に構造が一緒なのでK川とY内はひとまとめに教えることができたが、ドラムのことはわからないのでS木に『8分できざんで2、4にスネア 足はドントトンで』ぐらいしか云えなかった。彼はブラバンでパーカッションだからなんとかなるだろう。
正樹流は言わばマサミちゃん流である。ローポジのスケールをマスターしたら、次は5フレから始まるペンタトニック(ラドレミソ)を覚えさせて、これが一番重要なんだと叩き込む。
コードについてといえば、例のFコード理論(No.2を読んでね)で短期間にたくさんのコードフォームを覚える。ベースはとにかくルートの音を弾く。たまに五度を弾いてもいいし、乗って来たらペンタでフィル。これらのことを合奏(遊び)しながら身に付けていくのだ。
最初は1コードもちろんAm。ドラムが8ビートを叩きベースはドンストドン、ギターはひとりがコードカッティング、もうひとりはアドリブソロ。そしてソロを回していくんだ。これが僕らのバンドの練習スタイルだ。
つぎは2コード(Am7-D7)(Cmaj-G7)(C7-F7)などを永遠に繰り返す。そしてソロまわし。
そのうちブルース進行や3コード、モードに突入していくわけだ。
こんなことをやっているうちに我々は完璧に合奏の楽しさに目覚めていった。もうやめられない。まるで麻薬患者のようだった。
リズムがぴったりあった時の、いったいこの一体感はなんなのか?
一緒になって盛り上がっていく時の幸福感はなんなのか?
ソロがきまった時の充実感はなんなのか?
演奏が終わった時、時間の感覚がおかしい。ものすごく長くも短くも感じる。時計を見ると一曲で4、50分ヤッていたなんてことも、しょっちゅうだったな〜。
僕らはあの時、別世界旅行をしていたんだ。
K川、Y内、S木 へ
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